素直に働く

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負の感情を努力のガソリンに変える方法『天才はあきらめた』

生きていると、いやでも天才に遭遇する。天才の定義はさておき、自分とは格段にちがうスピードでものごとを会得していかれる経験は、誰にでもあるだろう。

芸能界という天才たちがひしめき合う中で、努力でのし上がっていく自叙伝が山里亮太著『天才はあきらめた』。

この記事では、本の内容にはあまり触れずに僕がこの本から学んだことを書いていく。

目標を立てることの大切さ すべて意味のあるものに変える

目標を立てて挫折することはもう人間のあるあるになっている。モチベーションを保つことが難しいというのが理由の1つ。

ただ、目標を立てると、一見関係のないことでも努力していることにできる。

「お笑い芸人になる」という目標なら、映画やドラマのおもしろかったワンシーンをメモすることもお笑い芸人になることへの努力にできる。今日もがんばったって言える。

一度でもさぼるとやる気は出にくくなる。継続することが大切なんだから、自分のハードルをできるだけ下げてあげる。よいモチベーション維持の方法だと思う。

使い方を間違えれば自分への言い訳にもなるから、多用は禁物。

負の感情の対処方法を知っていれば、ネガティブになる時間を減らせる

ただただ日常に起こる嫌な気持ちを、そのままにしておくのはなくて、頑張る力に変える。

自分ががんばっているとき、周りの楽しそうな人たちをみると羨ましくて悔しい気持ちになることもある。

「おれはなぜこんなことを」

と勝手に理不尽さを感じる。

そんなときは「君たちが立ち止まっている間に俺は先にいくぜ」的な考え方をする。

人使いの荒い上司がいたら、「俺が昇進したらお前は部下としてこき使う!」と心に決めて仕事をがんばる。

嫌な気持ちへの利用方法を知っていると、ネガティブになる時間を減らせる

自信の保ち方 過去のよかったことを記録しておく

自信がへし折られる出来事や失敗して自己評価をかなり下げてしまうことは生きていればよくある。

そんなときは褒められたことやよかった反応とかを記録・記憶しておいて、自信がなくなりそうになったときにそのことを思い出す。

また、今回は「たまたまそうなっただけだ」とか自分の逃げ道を用意してあげる。お笑いという完全自己責任の世界だからこそ通用することかもしれないけど。

成功したとき、すべてのいやなことや辛いことは意味があったと思える

挑戦することは誰でもできる。けれど、自分の中に挑戦を応援する派とやめとけ派がいる。最初、この2つの派閥の勢力はどっこいどっこいだけど、次第に挑戦することの恐怖が増していきやめとけ派が勝つ。

やめといた結果、あとで後悔することがほとんど。いつもそうだって自分でもわかっている。

自分の中で起きる心の動きを、客観的にみて、前向きな気持ちを思い出す。何度も後悔しているという事実を思い出す。逃げたくなることとセットで感じなきゃいけないのは、怯えとか恐怖とかではなく、前に進む気持ちだ。

そして、何度も挑戦した結果、オセロの黒が1枚の白で次々と反転していくように嫌なことに意味があったと思える。

全力でやる

全力ってどれくらい?というのは、全力を出したことが人のセリフなのかもしれない。

何かに全力で取り組んだ経験のある人は、全力がわかる。だからこそ、人それぞれ全力はちがう。

全力を確かめるには、全力を出せるものをやった方がいい。それが見つからなければ今まで一番がんばったことを、ひとまず全力と置いておけばいいと思う。

その全力を基準に、その基準以上の全力を尽くせばいい。

「自分のペースでやりたい」は言い訳にしか聞こえない。上にいくには、ハイペースにしないといけない。

まとめ

自分の感情をコントロールするのがうまい人。ここには書かなかったが、人見知りに言及しているところに励まされた。

人見知りでも、環境を変えれば表舞台で活躍できる人間になれる。

天才はあきらめた (朝日文庫)

天才はあきらめた (朝日文庫)

 

 

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