就活にも役立つ仕事の選び方 できるだけ後悔しない方法
この記事は、まだ正社員として就職できていない未経験の方や20代の方に向けて書いています。
僕は今26歳までに、フリーター歴が4年ありました。
その4年間はスーパー・居酒屋・ライター・事務のバイトをしていました。
いまはITエンジニアの仕事をしています。
つらいこともあるけど、やりがいもあるし、続けていけそうな仕事に就けました。
仕事の選び方について、現在にたどり着くまでの道のりで学んだこと・役に立ちそうなことをまとめました。
参考になれば幸いです。
- フリーターのときの自分のスペック
- 好きが仕事にできるなら仕事にするべき
- 自己分析から始めよう 等身大の自分で答える
- 行動して等身大の自分を知る 自己分析は仮説
- 優先順位をつけるという選び方
- 余談:社会に出ると「力」が必要になる
フリーターのときの自分のスペック
- 地方出身
- Fラン大卒文系
- 大学卒業→就活100社落ち→フリーター
- スキル→ちょっとSEO・ライティング・GoogleAnalyticsを使える・HTMLわかる
- 人見知り、本番に弱い(今でも変わってません)
好きが仕事にできるなら仕事にするべき
好きというのは才能だと思います。
僕は基本めんどくさがりなので、努力を努力と思わず、ストレスを感じずに成長できることがあるならそれを選んだほうがよいと思います。
得意なことがあれば、得意なことを選んだほうがよいでしょう。
広い意味で「スキル」があれば会社にとらわれないし、会社の中にいても昇進できる可能性が高いからです。
自己分析から始めよう 等身大の自分で答える
「好き」も「得意」も特筆するほどじゃない場合は、得意なことを見つけましょう。
ここでは、PDCAに沿って
自己分析→行動→自己分析修正→仕事を選ぶ
という流れで解説しています。
就活といえば、まずは自己分析。
自分の過去を振り返りつつ、性格や思考を見える化していきましょう。
自己分析のメリットは自分の性格がざっくりわかることです。気づいていない自分の特性にも気づけます。
ただ、そこまで信用せずに参考にする程度にしておきましょう。1問1答でわかる範囲には限りがあるので。
なりたい職業に向いている人物像で答えない
僕は文系で本が好きだったこともあり、就活時は出版社の編集者を目指していました。
編集者はたくさんの人と会うので、人当たりのいいイメージがありました。
いざとなれば自分もそうできると思っていました。
自己分析の結果は、「そこそこ向いている」という内容。
実際、自分の経験から仕事で新しい人と会うことにストレスを感じます。
(なれるかどうかは置いておいて)編集者はめちゃくちゃ向いていない仕事だったと思います。
とはいえ、バイアスをかけずに回答するというのは難しいです。
できるだけでよいので、就活用のこうだったらよい自分ではなく、今の自分で答えていきましょう。
おすすめ自己分析ツール
項目を設けてみたものの、特にないです。
就活サイトでやっているものだったり、検索して出てくるものをやってみるとよいでしょう。
あくまで参考値なので。
得意なことを見つけられる本
「ストレングス・ファインダー」は、質問に答えていくだけで自分の得意なことを教えてくれます。
世界中にいる数百万人の方がストレングス・ファインダーで才能をみつけています。
見つけた強みを活かす方法も載っているので、ネットにある自己分析とは異なる角度で自分を発見したい方におすすめです。
行動して等身大の自分を知る 自己分析は仮説
社会に出て頻発する言葉「PDCA」。
- Plan<計画・仮説>
- Do<実行>
- Check<振り返り>
- Action<改善>(Planに戻る)
「PDCAサイクルを回す」という言葉の意味は、ただがむしゃらに行動するのではなくて、ある程度結果を予測して計画を立て、実行し改善するというサイクルのことです。
PDCAでいうと、自己分析はまだPlan(計画)です。
ということで、次のDo(実行)に移りましょう。
経験できることを経験する
時間があるのであれば、いろんなアルバイトを経験してみることをおすすめします。
学生ならインターンシップに参加した方がよいです。
無料で手軽にやってみるのであれば、プログラミングがおすすめです。
いろんな言語がありますが、簡単なWebサイトをつくってみるのがとっかかりとしてはよいと思います。
行動に移した中で感情が動いた瞬間をしっかり覚えておくと、自己分析とちがった点、わからなかった自分を発見できるでしょう。
「やっぱり人と接することが好きだな」「意外と黙々と仕事するの好きだな」とか。
これがCheckとActionです。
社会に出ると様々なところでPDCAやれと言われます。なのでこういうところからPDCAやっていくと実際の業務でも役立ちます。
やりたいことなら、すでにやっているのでは?
もし、なりたい職業があるのなら、その職業やそれに近いことをしてみた方がよいです。
やるのと想像ではまったく異なるので。
というか、なりたい職業になるために何かやってこなかったのなら、自分の意志を振り返った方がよいと思います。
優先順位をつけるという選び方
仕事を構成する要素を考えてみました。
- やりがい/楽しさ
- 収入
- ストレス
この3つの自分の優先順位を考えて、選ぶのもよいでしょう。
ストレス面では、誰と働くかが大きい要素です。
面接時にオフィスの見学をしたり、面接官に社風を聞いたりして確かめましょう
納得して始めた仕事内容でも、上司や同僚の人間関係がうまくいっていないとストレスを感じて早期退職になることもあるので。
余談:社会に出ると「力」が必要になる
僕が大学を卒業して1年目。つまりフリーター1年目になったとき、インターンシップのように企業で働いてよければそこに就職できるという仕組みを提供している会社があった。
今でもやっているかもしれない。
僕たちの給料(という呼び方は間違っているかもしれないが)は、そのインターンシップの仕組みを提供している企業からもらえる仕組みになっていた。いい制度だと思う。
そのとき、僕は出版社の編集者かコピーライターになりたかったので、ライターで募集をかけている会社にインターンシップにいった。
ここの社長が、端的に言うと嫌な人だった。
部下に暴言を吐くし、社員を監視するようにオフィスで目を光らせていた。
僕はそこで、キーボードに適当に文字を打ち込んでは削除するという、仕事している感を出すというスキルを身に着けた。
その会社には、同じインターンシップ生として就職できなかった人たちがバンバンやってきた。狭いオフィスはどんどん狭くなった。
僕はライターなんてしないで、エロゲーのバグを修正する作業をしていた。そんな話は聞いてなかったんだけど。
社長のやり方としては、無料でインターンシップ生に雑務をさせて、その中から仕事ができる人がいれば引き抜くという、ある意味効率的なやり方だった。
そんな環境だから、ある日突然来なくなる人もいるし、僕は毎日がストレスだった。
こんな会社に選ばれるために働くのは嫌だった。
僕は、1ヶ月くらいでリタイアした。
そのときに、力がほしいと思った。
選ばれるんじゃなくて、選ぶ力がほしいって。
そのために、今日も勉強してます。